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手足口病

6月26日 
令和6年第25週(6月17日~6月23日)において、市内定点医療機関からの患者報告数が7.0となり、流行発生警報基準値(5.0)を超えました。一般的な感染対策として、手洗いをしっかりすることと排泄物を適切に処理することが大切です。
 
写真3枚はマルホ株式会社のパンフレットから引用。爪の脱落は約40日後です
以下の記載は千葉市からのLINEによります。臨床場面では軽症から重症まであり個人差が大きいです。

原因

コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71など

感染経路

飛沫、接触、経口により感染します

潜伏期間

3~5日程度

症状

喉の痛みや熱など夏風邪のような症状が見られた後、手のひらや足の裏、おしりなどに水ほうが出てきます。
また、口の中にも水ほうや赤い発疹が見られます。およそ3~7日程度症状が見られます。
症状が落ち着いた後も2~4週間にわたって便からウイルスが出ます。
(合併症について)
まれですが、髄膜炎や脳症、心筋炎等、重症化する場合があります。発症後の経過観察をしっかり行っていただき、次のような症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
・高熱がでる ・発熱が2日以上続く ・嘔吐する ・頭を痛がる
・視線が合わない ・呼びかけに答えない ・呼吸が速くて息苦しそう
・水分が取れずにおしっこがでない ・ぐったりしている

治療

医療機関では対症療法で、特別な治療方法はありません。
口の中の痛みで水分や食事が取りにくくなりますので注意しましょう。

予防

ワクチンなど特別な予防法はありません。
一般的な感染対策は、手洗いをしっかりすることと排泄物を適切に処理することです。
日頃から、外から帰った後、食事の前、トイレの後、おむつの交換後などに、流水と石けんでしっかり手を洗うようにすることや、便や使用済おむつを適切に処理することが大切です。
また、タオルの共用も避けましょう。
特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。