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アトピー性皮膚炎と皮膚の痒み、そのメカニズム 新しい治療の試み

24日夜ヒルドイドローションのマルホ株式会社の後援で千葉県小児科医会の講演会が開催、専門家の講師2名の話しを聴いてきました。皮膚の状態が気になる医師、しかし患者は痒みを何とかして欲しい気持ちが強いとの話しが印象的でした。痒みに関しては下記の図に示すIL-31(インターロイキン-31)を抑えて痒みを軽減する試み(実際には新しく開発された軟膏)が注目されています。
Th2細胞で造られたIL-31が神経細胞表面の受容体と結合し神経細胞内に入り痒みを引き起こす様です。
新しく開発された薬剤はIL -31とその受容体(IL -31RA)の結合を阻害し、神経細胞内へのIL -31流入を抑えることで痒みを軽減すると考えられます。今後の効果が期待されます。